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2024.01.29

カテゴリ | シニア

高齢犬の体位変換

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明石市硯町のPremo動物病院です⛱️
我が家の愛犬をモデルに、早めから出来る飼い主側の準備や犬猫問わず高齢になる前に慣れておくと便利な物をご紹介します🌼

第六段は体位変換(=寝返りのさせ方)です🛌高齢になると一日のほとんどを寝て過ごす為同じ姿勢で寝続けると褥瘡(床ずれ)や身体の痛みが発生する事が多くあります💭人間も、ソファや車で寝たりすると身体が痛くなるのと同じですね😦それを防ぐ為には体位変換が必要になります🐶

自力で一度起き上がって体勢を変えられる子はあまり必要ありませんが、自力での起立や歩行が難しくなっている場合や寝たきりの場合は手伝ってあげる必要がある為安全な方法をご紹介します🧺

1️⃣
寝ている状態から上半身を起こしてフセの姿勢にします腕だけでやると腰を痛める可能性があるのでなるべく身体を近付けて上半身を起こします。

2️⃣
上半身を支えながら足を反対側に持ってきます体を支えながら褥瘡の出来やすい頬に傷が無いかよだれやけや目やにが酷く無いかチェックしたら軽く手で毛並みを整えてあげます🧴

3️⃣
足同士が擦れて褥瘡が出来る事を防ぐ為に必要に応じて足の間にタオルや毛布を挟みます

4️⃣
体位変換によって引っ張られた部位があるとそこから褥瘡が出来てしまうので身体を少しだけ持ち上げてそのまま優しく下ろす“圧抜き”を行って完了です
詳しい動画はこちら🙋🏻‍♀️

一番気を付けていただきたいのは、犬の背中を起点に仰向けを経由して体位変換を行うと胃捻転を引き起こす危険性があり、最悪の場合死に至ります絶対にやらないようにしてください⚠️(危険なので動画では途中で止めています)

必ず犬のお腹を起点にフセを経由して体位変換を行う事と、体位変換のついでに身体の様々な部位に褥瘡や怪我、汚れがないかチェックしてあげましょう🌷

今までの経験上、「左下の方が落ち着く」「右下じゃないと寝ない」など左右どちらかを下にするのが好きな子が多く居ます☺️はっきりとした理由はわかりませんが、人間と同じようにそちらを下にした方が寝やすかったり逆側に痛みや違和感があって嫌がると考えられるので、その場合嫌がる方は無理にせずにうつ伏せで維持出来るようにクッションや毛布を丸めて壁を支えに立てかけてあげたり前回ご紹介した車椅子を活用したりして身体のリセットが出来ると良いかと思います😊

体位変換のタイミングとしては胃捻転や吐き戻しを防ぐ為に食後は避け、おむつを変える時やお水を飲ませるついでに、よく眠って起きてきた時などにしてあげてください🛏️

すやすや眠る姿を見ると「可愛いなぁ☺️」と穏やかな気持ちの時と「息してるよな😦?」と急に不安になる時を行ったり来たりしますが、それも長生きしてくれているからこそ見られる高齢犬の醍醐味かなと思っています☺️♡

我が家の愛犬も、そして皆様の愛犬もなるべく穏やかに過ごせるようサポートしていければと思います🫶🏻🌼

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